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公開日:執筆:公認会計士・税理士 嶋田景太

「今月どうだった?」に、その場で答えられるようになります

銀行や取引先から「今月の売上はどうですか」と聞かれて、言葉に詰まった経験はありませんか。試算表(月ごとの売上や経費を集計した一覧表)を渡されていても、数字の行列から答えを探すのは大変です。結局「あとで調べてお返事します」と返してしまう方が多いです。

結論です。当事務所の経理アプリには、売上・利益・現預金の動きがグラフで見える「月次レポート画面」があります。前年の同じ月との比較と、税理士のコメントも付きます。スマホで開けるので、聞かれたその場で答えられるようになります。

下の画面で、実際の操作を試してみてください。

まず触ってみてください。下の画面は、当事務所の顧問先が使っている経理アプリのデモです(架空の会社のデータ・何を押してもどこにも送られません)。スマホの方はスマホ表示、パソコンの方はパソコン表示で動きます。

app.shimada-cpa.com(デモ・架空データ)
画面の中を押して・スクロールして操作できます。右下の「最初から」で元に戻ります。

試算表だけだと、なぜ答えられないのか

試算表は仕訳の集計表です。正確ですが、読むには慣れが要ります。

  • 数字の羅列で、増えたのか減ったのかが一目で分からない
  • 前年の試算表と自分で並べないと、比較ができない
  • 紙やPDFで届くことが多く、外出先ではすぐ出せない
  • 「この数字をどう見ればいいか」の説明が付いていない

つまり「材料」はあるのに「読み方」が添えられていない状態です。毎月眺めるうちに慣れる方もいますが、本業の合間に読み解くのは負担が大きいです。

従来の試算表と経理アプリの月次レポート画面の違いを並べて比較した図

月次レポート画面でできること

アプリの月次レポート画面では、次のことができます。

できること 内容
推移グラフ 売上・利益・現預金の動きがグラフで見える
前年同月比較 去年の同じ月と並べて増減が分かる
税理士のコメント その月の数字の読み方を一言で添える
スマホ対応 外出先でもスマホで開ける

見るのは売上だけではありません。利益と現預金も並ぶので、「売上は増えたのに、入金が遅れて現預金は減っている」といった注意点にも気づけます。数字の意味はコメントで補うので、会計の知識がなくても読めます。

レポートが見えるまでの流れ

資料の提出から月次レポートの公開、スマホでの確認までの流れを示した図

レポートは、事務所がその月の記帳とチェックを終えて「公開」した月だけ見えます。作りかけの数字がお客様に見えてしまうことはありません。裏を返せば、資料を早く送っていただくほど、レポートも早く届きます。

月末の締めから月次レポート公開までのおおまかなスケジュールを示した図

月初に資料が揃えば、翌月のうちに前月の数字を振り返れます。「気づいたら半年前の数字しかない」という状態から抜け出せます。

前年同月と比べると、何が分かるのか

多くの商売には季節の波があります。今月と先月を比べるだけでは、ただの波なのか異変なのかが分かりません。前年の同じ月と比べると、季節の波を除いた本当の増減が見えてきます。

たとえば、売上が先月より2割減っていても、前年同月より1割増えていれば、季節の波の範囲と考えられます(例外あり)。逆に前年同月も下回っていれば、原因を探すサインです。コメント欄では、税理士がそうした見方を毎月お伝えします。

気をつけること・向かない方

便利な画面ですが、注意点もあります。

  • レポートは事務所が公開した月の分だけ見えます。資料の提出が遅れると、公開も遅れます
  • 月次の数字は概算を含むことがあり、最終的には決算で確定します
  • 日々の売上を当日に見たい方には向きません。月単位で振り返る画面です
  • 税額そのものを示す画面ではありません。納税の見込みは別途ご案内します
月次レポート画面が自分に向いているかを、はい・いいえで判定するチャート

なお、きちんとした帳簿を毎月つけておくことは、青色申告の特典を受ける前提でもあります。帳簿は原則7年間の保存が必要です(書類により異なります・例外あり)。月次レポートは、その帳簿づくりの「ごほうび」のようなものだと考えてください。

「数字は苦手だけれど、月に一度は会社の状態を知りたい」。そんな方にこそ合う仕組みです。

参考(一次資料)

  • 国税庁 No.2070 青色申告制度
  • 国税庁 No.5930 帳簿書類等の保存期間
  • 法人税法施行規則(帳簿書類の整理保存)
公認会計士・税理士 嶋田景太

この記事を書いた人

嶋田 景太公認会計士・税理士

有限責任監査法人トーマツで会計監査に従事し、Deloitte Australia 駐在を経て、2021年に嶋田景太公認会計士・税理士事務所を設立。埼玉県草加市で、税務顧問・相続税申告・会計監査を行っています。事務所について

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