嶋田景太 公認会計士・税理士事務所 KEITA SHIMADA CPA & TAX ACCOUNTANT OFFICE 048-915-9828 平日 9:00-17:00 / 初回相談無料 LINE

公開日:執筆:公認会計士・税理士 嶋田景太

まず結論:相談先は「どこまでやってほしいか」で選ぶ

「確定申告のことを誰に聞けばいいのか分からない」。草加市の個人事業主の方から、毎年この時期によく聞く悩みです。結論から言うと、ちょっとした質問なら無料の相談窓口で足ります。一方、申告書の作成まで任せたい、節税の相談をしたいなら税理士への依頼が向いています。

この記事では、草加市の方が使える無料の相談先を3つ紹介します。そのうえで、税理士に頼むと何が変わるのかを比べます。

Q1申告書の作成まで頼みたい?
はい
税理士に依頼
いいえ
Q2教われば自分で作れそう?
はい
税務署の申告会場へ
いいえ
Q3聞きたいことは1〜2点?
はい
無料相談会・電話相談
いいえ
税理士に相談を検討
相談先は「どこまでやってほしいか」で選ぶ

草加市の方が使える無料の相談先は3つ

草加市は川口税務署の管轄です。無料で使える相談先は、大きく次の3つです。

相談先 向いている人 注意点
川口税務署の確定申告会場 教わりながら自分で作りたい人 申告期は混雑。入場整理券が要ることが多い
草加市の無料税務相談 聞きたいことが決まっている人 日程・回数が限られる。予約制のことが多い
税理士会の無料相談会 申告前に一度確認したい人 時間が短い。その場で申告書は完成しない

税務署は申告期(例年2月16日〜3月15日)に申告会場を設けます。会場の場所や開設期間は年によって変わります。国税庁のホームページで最新情報を確認してください。

市の相談会や税理士会の相談会も、日程は毎年変わります。広報そうかや市のホームページで、年明けに発表されるのが通例です。草加市の税務の窓口については 草加市の窓口まとめ もご覧ください。

無料相談でできること・できないこと

無料相談はとても便利ですが、できることには限りがあります。次の点は知っておいてください。

  • 時間が短い。1人あたり20〜30分程度が目安です
  • その場限りの回答になります。あとから電話で続きを聞くことはできません
  • 資料がそろっていないと答えられないことが多いです
  • 複雑な内容(不動産の売却、消費税、相続がからむ申告など)は、その場で結論が出ないことがあります

また、税務署の相談は「申告書の書き方」を教えてくれる場です。「どうすれば税金が安くなるか」という個別の節税相談の場ではありません。この点は意外と知られていません。

無料相談
その場の質問に回答
申告書は自分で作る
時間は20〜30分程度
深い節税の話は難しい
申告期はとても混む
税理士に依頼
事情を聞いて助言
作成から提出まで代行
必要なだけ時間を取れる
翌年以降の対策も相談
混雑と関係なく進む
無料相談と依頼では「誰が作るか」が違う

税理士に頼むと何が違うのか

税理士に依頼した場合の違いは、大きく4つあります。

1つ目は、作成から提出まで代行されることです。ご自身は資料を渡して、内容の説明を受けるだけになります。帳簿付けからまとめて頼むこともできます。

2つ目は、事情に合わせた判断をしてもらえることです。たとえば経費になるか迷う支出は、事業の実態によって答えが変わります。無料相談の短い時間では、ここまで踏み込むのは難しいことが多いです。

3つ目は、翌年以降の相談ができることです。青色申告(帳簿を付ける代わりに控除などの特典がある申告方法)への切り替えや、法人化の検討など、先の話まで相談できます。

4つ目は、時期を選ばないことです。無料相談は申告期に集中しますが、税理士には秋や年末から準備を始められます。早く動くほど、打てる手も増えます(例外あり)。

もちろん費用はかかります。売上の規模や資料の状態で変わるので、見積りを取って比べるのがよいです。

1問い合わせ
お客様依頼内容を伝える見積りを確認
2資料を渡す
お客様通帳・レシート控除の証明書
3申告書を作成
税理士内容を説明節税策も確認
4電子申告
税理士e-Taxで提出控えを共有
5納税
お客様振替納税など期限に注意
資料を渡したあとは説明を受けるだけ

令和8年分のスケジュールと混雑のピーク

令和8年分の所得税の確定申告は、令和9年2月16日から3月15日までです。個人事業主の消費税の申告期限は令和9年3月31日です。

令和8年分の確定申告の流れ(令和9年)
1月上旬〜還付申告は先に提出できる
1月中〜申告会場の日程が公表される
2月16日所得税の申告受付が始まる
3月15日所得税の申告・納付の期限
3月31日個人の消費税の申告期限
期限の数日前は会場も税理士も混み合います

知っておくと得なのが、還付申告(払いすぎた税金を返してもらう申告)は2月16日を待たずに出せることです。医療費控除だけ、という会社員の方は1月のうちに済ませると、会場の混雑を避けられます。

逆に、3月10日以降は税務署の会場も税理士も繁忙のピークです。税理士に依頼する場合、申告期の直前では受けてもらえないこともあります。資料がそろうめどが立ったら、早めに声をかけるのが安全です。

迷ったら、まず状況を整理してみる

最後に、選び方の目安をまとめます。

  • 質問が1〜2点で、申告書は自分で作れる → 無料相談で十分なことが多いです
  • 初めての申告で、教わりながら作りたい → 税務署の申告会場
  • 帳簿付けから任せたい、節税も相談したい → 税理士への依頼
  • 不動産の売却や相続がからむ → 金額が大きいので税理士への相談をおすすめします

どちらが合うか分からない、という方もご安心ください。状況を伺えば、無料相談で足りるケースかどうかも含めてお答えできます。ご相談は お問い合わせページ からどうぞ。

参考(一次資料)

  • 国税庁 No.2020 確定申告
  • 国税庁 No.2030 還付申告
  • 国税庁 No.2070 青色申告制度
  • 税理士法(税理士業務の範囲に関する定め)
公認会計士・税理士 嶋田景太

この記事を書いた人

嶋田 景太公認会計士・税理士

有限責任監査法人トーマツで会計監査に従事し、Deloitte Australia 駐在を経て、2021年に嶋田景太公認会計士・税理士事務所を設立。埼玉県草加市で、税務顧問・相続税申告・会計監査を行っています。事務所について

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