嶋田景太公認会計士・
税理士事務所の開業エピソード

  • 大学受験で早速挫折!2浪することに…

    埼玉県の深谷市という、渋沢栄一生誕の地&ネギで有名な土地で18年すくすく育った私は、高校時代から「手に職をつけたい」という考えが強い子供でした。

    そのため、大学受験では国公立の医学部を志して勉学に励んでいたのですが、どうにも要領を得ず、合格が叶いませんでした。自分としてはそこそこ勉強に捧げてきたように思うのですが、国公立の医学部という難関突破にはあと一歩(いや、二歩三歩)届かず、結果として大学受験で2浪することとなります。

    3浪することも少し考えましたが、これ以上家族に負担はかけられないと、神奈川県の私立大学に入学することなりました。

  • 「手に職をつけたい欲」を払拭できず、
    公認会計士試験を目指すことに!

    神奈川県の慶應義塾大学に入学しましたが、どうにも釈然としませんでした。釈然としなかった最大の理由は、大学の授業や大学で得られる経験が、将来に活きるとはとても思えなかったのです(大学関係者の方にはすみません💦)

    そこで、大学2年に進級したタイミングで、公認会計士試験を受験することを決めました。私のレベルでは、大学での楽しい生活を全て捨てて青春を勉強に捧げなければ合格できないという気持ちから、勉強しかしない生活を2,3年ほどさせていただき、晴れて公認会計士試験に合格することができました。その後、有限責任監査法人トーマツに内定をいただきました。

  • 大手監査法人で9年勤務!

    晴れて社会人になることができた私は、国内最大規模の総合商社の監査チームに配属され、以降の約7年間、主に、会計監査、内部統制監査、国際会計基準の導入支援をさせていただいておりました。

    そんな中、海外の監査法人への出向のお話をいただきました。ミーハーな私は、間髪入れず「行きたいです」と返事をしましたが、ひとつ大きな問題がありました。選考基準であるTOEICのスコアが足りなかったのです(当時で700点前後だったと思います)。そこからは、暇さえあれば英語の勉強をしていました。1日の流れとして、寝ている時間以外は仕事か英語の勉強かどちらかをやっているという格好です。そんな生活を1年ほど続けたところ、めでたくTOEICのスコアが905まで上がりました。

    その後、ありがたいことに海外出向の選考を通していただき、オーストラリアの監査法人への2年間の出向が決まりました。

  • オーストラリアの監査法人に2年間出向!ゆったりとした時間が流れる。

    オーストラリアのブリスベンという都市にある監査法人での生活が始まりました。仕事自体は、日本の監査法人で日本語で会計監査をするかのように、海外の監査法人で英語で会計監査をするといった形で、英語さえ何とかなれば何とかなります。日本人はほとんどいない環境でしたが、オーストラリアは移民が多いという特徴があり、特に疎外感のようなものは感じませんでした。穏やかな人が多く、心地よい国だなあと思いながら仕事に勤しんでおりました。

    そんな中、私の人生の価値観が大きく変わるイベントが発生しました。第一子の出産です。当時単身赴任だったため、現地のチームメンバーに「日本で妻が第一子を出産するよ!私はこっち(オーストラリア)に残って仕事をする予定だけど…」と共有しました。日本の監査法人に勤務していた時は男性の育休なんてとっている方は周りで誰もいなかったので、海外でも同様に、現地に残って仕事をするほかないと思っていたのです。

    すると、現地のチームメンバー(上司や同僚たち)から、「お前は一体何を考えているんだ?育休とって日本に帰って出産に立ち会いなよ。制度上は2か月くらい取れるぞ」と言っていただきました。なんと、海外の監査法人では、男性の育休も積極的にとれるような社内制度があり、それが形骸化せずにきちんと運用されていたのです。

    そこで、実際に育休を1か月ほどいただき、出産にも無事立ち会うことができました。

    このことで、私の中に「仕事は、あくまで人生を楽しむためのひとつのツールに過ぎない」という意識が芽生えました。出向前の私は、「仕事に尽くすことのみが重要であり、ほかのことはほとんどどうでもよい」という価値観でしたが、海外の皆様の「仕事<<<家族」という価値観に触れたことが、自分の中で、仕事とプライベートの優先順位を見直すきっかけになりました。

    そして、2年間の出向契約を終えた帰任のタイミングで、出向元である日本の監査法人には不義理にはなってしまうのですが、退職させていただき、私が生まれ育った埼玉県深谷市にて、あらたに会計事務所を設立しました。

  • 会計事務所の設立と同時にYouTubeチャンネルをスタート!

    埼玉県の深谷市で会計事務所を設立したは良いものの、当然ですがお客様はゼロの状態です。そこで、YouTubeチャンネル「しがない公認会計士」をスタートしました。このチャンネルでは、法人や個人事業主の皆様を対象に、確定申告の方法や青色申告決算書の作り方、補助金や助成金の情報を中心に無料で情報発信をさせていただいておりまして、2023年11月時点で約5,000名のチャンネル登録をいただいております。

    先ほど、「仕事とプライベートのバランス」などと申し上げておりましたが、実際には、YouTubeチャンネルの動画投稿や会計事務所の運営、会計監査、補助金申請支援、税務支援に全力投球で、実際には仕事一辺倒になってしまっております(汗)。

    今後も定期的にYouTube上で有意義な情報発信をさせていただくとともに、関東甲信越をはじめとした全国の事業者様に対して、税務・監査サービスを提供することで貢献していきたいと考えております。

    税理士をお探しの方や監査を受けたいという方、補助金の申請支援をご希望の方は、以下のリンク先より、お気軽にご連絡くださいませ!